結成宣言

「被ばくの歴史・平和学市民コンソーシアム」結成宣言

去る8月7日、私たちは、広島市内で「被ばくの歴史を学び学問の自由を守る平和研問題全国研究集会」を開催し、広島市立大学広島平和研究所問題の経過と歴史的背景について元・広島平和研究所教授の田中利幸さんとジャーナリストの藍原寛子さんの講演をもとに検証しました。

自由討論では広島の平和行政の重大な変質、福島や各地でも被ばく問題や平和問題に関する学問・言論の自由が抑圧されている現状が報告されました。

本集会では、学問・報道・言論の自由を守る立場から、被ばくによる健康被害の実態、被ばくの歴史、平和問題に取り組む研究者、ジャーナリスト、言論人、市民運動家らをサポートしていくために、新たな市民組織を立ち上げることが確認されました。

また、新たな市民組織では放射線の健康影響に関する公文書などの開示を求め、公開資料の分析を進める調査NGOの設立に向けた検討を行うことが確認されました。

被ばくの歴史、放射線の健康影響問題、戦争被害、平和問題の研究・報道・展示などにおいては、真実を明らかにしようとする研究者、ジャーナリスト、学芸員、市民らに対する不当な攻撃や排除が行われています。

不当な攻撃に対しては、真理と正義の旗のもとに多くの市民が声をあげることが何よりも大切です。

そうすることによって、不当な圧力をはねのけ実りある結果を勝ち取った例もめずらしくありません。

私たちは、今後も、広島、長崎の原爆被ばく地、福島第一原発事故、チェルノブイリ他の原子力事故被害地、マーシャル諸島、セミパラチンスク、アメリカ国内の核実験風下地域など全世界の被ばくの被害地の人々、戦争や軍事基地、軍事研究の被害者の人々と手を結んで市民と専門家が参加する研究交流集会やセミナーなどを開催していきます。

私たちは、被ばくや戦争、軍事基地、軍事研究の被害を後世に伝えようとする日本と世界の市民、研究者、ジャーナリスト、学芸員、専門家を支援していくつもりです。

私たちはここに「被ばくの歴史・平和学市民コンソーシアム」の結成を宣言します。

日本と世界のみなさまのご賛同とご参加を心よりお待ちしています。

2016年9月1日

被ばくの歴史・平和学市民コンソーシアム賛同者一同